SLAYERの最後のライブを観にダウンロードフェスに参戦してきました。
思ったことをつらつらと。
始まり
高校生の時初めて聴いたSLAYER
Reign in Bloodの一曲目 Angel of Death は16歳のワタシにとんでもない衝撃を与えてくれました。
高校生活3年間はSLAYERをキッカケにメタル!メタル!メタル!
上京してからはメタルに時間を費やした反動なのか聴く頻度がガクッと減り、ジャズやらフュージョンやら大人(おっさん?)な音楽に触れる日々。
そんなときクラスメイトからメタル好きなんだよね?
ラウドパークっての行かない?と誘われました。
ラインナップを観るとヘッドライナーにSLAYERがあるし、せっかく誘ってもらったし1度くらいは外タレ観ておくかーみたいなノリで誘いにのりました。
午前中から参戦し、あっという間にラストの時間。
ステージに炊かれたスモークからSouth of Heavenのギターが聞こえ、奥からトム アラヤが登場。
殺られる
アラヤを見た瞬間に思いました。
これがスラッシュメタルの帝王と呼ばれるバンド、SLAYER。
そして最強のフロントマン、トム アラヤ
2006年のことなのでライブ中の記憶はあやふやですがあの瞬間だけは今でも忘れられません。
オシャレぶってジャズ的なジャンルにシフトするつもりでしたが確信しましたね。
無理!!手遅れwww
自分の本能的に合っているものが残虐性・破壊的・直球なサウンド。
もちろんDREAMTHEATERとかメロディックでテクニカルで芸術性の高いものも大好きです。なんならSLAYERよりも詳しいくらいです。
だけど本能的にスラッシュメタルの方がスッと落ちてくる。
今からスラッシュメタルを聴くんだ!と構える必要なんて全くない。
やっぱりおれはメタルなんだな~。
最後の日
あの時から数年、SLAYERがworld final tourを最後に活動を終了するというニュースを耳にしました。
年齢も年齢ですからね。この日がいつか来るとは思っていましたがやっぱり寂しいなというのが正直なところ。
DOWNLOAD JAPAN 2019に出演する情報は前もって知っていましたが、単独公演してくれないのかなとギリギリまで淡い期待をしたり。
結局、それはないとのことで3日前にフェスのチケットを入手。(あぶねぇ~、、、)
迎えたDOWNLOAD JAPAN当日
HALESTORM、ARCH ENEMY、GHOST、SUM 41の順番で観て、いよいよSLAYERの時間。
SEからのRepentless。
ベストポジションを陣取ったつもりが横から後ろからのモッシュでえらいことに。
Discipleではサークルピットで大暴れ。
全力で叫ぶ「God Hates Us All」
Paybackで折り返し、あっという間にRaining Blood。
Raining Bloodが来るということはライブの最後が近づいている証拠。
最後の曲はもちろん
Angel of Death
全身全霊で叫び、腕を上げ、サークルピットを走り回る。
ここまでメチャクチャに感情のすべてを吐き出したのは初めかもしれません。
最後にステージを端から端まで歩きながらフロアを見渡すアラヤ。
何やらメモを取り出し、日本語で伝えてくれたメッセージ
「私の最後のショウです。とても悲しい。さよなら、いつかまたね」
涙が止まりませんでした。
心の底からの感謝ともう観ることができない寂しさ。
自分はなんて幸せな時間を過ごしたんだと。
あの頃の自分に「お前の生き方はなに一つ間違っていない。しんどい時もあるだろうけどそのまま進むんだ」と伝えてやりたい。
SLAYERには感謝しかありません。本当にありがとうございました。
DOWNLOAD JAPAN 2019 : SETLIST
- Delusions of Saviour
- Repentless
- Blood Red
- Disciple
- Mandatory Suicide
- Hate Worldwide
- War Ensemble
- Jihad
- When the Stillness Comes
- Postmortem
- Black Magic
- Payback
- Seasons in the Abyss
- Born of Fire
- Dead Skin Mask
- Hell Awaits
- South of Heaven
- Raining Blood
- Chemical Warfare
- Angel of Death
SLAYERの出会いはAngel of death。そして、最後に見届けた曲はAngel of death。
「いつかまたね」
これが叶うときがきたらまた全力で応援させていただきます。
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